TOP PAGE へ戻る


PTA・職員合同防災研修


  8月19日(火)
 
 
   PTA・職員合同の防災研修を行いました。講師には大分市男女共同参画センター講師、防災士、自閉症児の母など、様々な分野でご活躍されている岩川義枝さんをお招きし、「障がいのある子どもとその家族の防災」をテーマに講演していただきました。

 大分市が配布している「わが家の防災マニュアル」の内容を見ながら、部屋のドアが内開きか、外開きかを確認して、災害時開けられる家具の配置にしておくことや、水は一人あたり1日1〜2L必要で、家族数を3日分は備蓄しておくとよいこと、地域の祭りや清掃などの行事にできるだけ参加して関係を作っておくことの必要性などをお話していただきました。

 また、輪島市へ支援に行った際の現地の様子を、写真や動画を交えて教えていただきました。障がいのある人の被災地での過ごし方について知るとともに、日常の中や訓練時にどのようなことを子どもたちに伝えていけばよいかを考えるよい機会となりました。

 岩川さんが今年2月にされた、要配慮者の防災を考える講演の中で多かった質問から、個別避難計画書や福祉避難所についてもお話していただきました。個別避難計画書作成の対象者や、大分市の個別避難計画書作成の流れ、大分市の福祉避難所についても詳しく知ることができました。

 また、地域の方とのコミュニケーションをとること、避難所の場所に慣れておくこと、備蓄食を体験すること、薬を準備しておくこと、ショートステイを日頃から利用することなど、どのような備えをしておくとよいかなどもお話しいただきました。
     
     
   後半は、保護者と職員で一緒に防災ワークを行いました。災害時に備え、これからできること、していきたいことを付箋に書き、難易度と必要な時間などを考えて模造紙に貼りました。

 グループの中で話しながら、「車に着替え一式を乗せておく」「防災リュックの中身を見直す」「ガソリンをこまめに給油しておく」「水を1ケース買う」「避難所に行く練習をする」「緊急時の家族との連絡方法を決める」「非常用電源を購入する」など、具体的にどのような備えをしていくか、自分事として考えることができました。
 
     
     
   研修前後に、学校にあるテントやコット(簡易ベッド)、トイレなどを保護者に見ていただいたり、アルファ米を試食したりと、災害時の状況をイメージする良い機会にもなったのではないかと思います。

 お忙しい中ご参加いただいた保護者のみなさま、たいへんありがとうございました。

 2学期には、防災学習や地震津波避難訓練、引き渡し訓練なども予定しています。

 災害時にどのように行動するかについてや、子どもたちに日ごろからどのような指導・支援をしていけばよいのかなど、今後も学校と保護者が一緒に考えていけるよう、取り組んでいきたいと思います。
 



TOP PAGE へ戻る